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2026.02.23

【新築購入者必見】確定申告の時期にやること:住宅ローン控除を確実に受けるための完全ガイド

念願のマイホームを手に入れ、新しい生活が始まった翌年。住宅ローンを利用して新築物件を購入した方に待っているのが「初めての確定申告」です。

会社員であれば通常は年末調整で納税が完結しますが、住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)を受ける最初の年だけは、自分自身で税務署へ申告しなければなりません。 数十万円単位の還付金を受け取るための、プロが教える「失敗しない申告術」を解説します。




確定申告とは

住宅購入者にとっての確定申告とは、一言でいえば**「納めすぎた税金を取り戻すための還付申告」**です。

正式名称を「住宅借入金等特別控除」と呼び、年末時点のローン残高に応じて、所得税や住民税から一定額が控除される制度です。特に新築住宅の場合、環境性能(ZEHや認定長期優良住宅など)によって控除額が変動するため、自身の物件がどの区分に該当するかを正しく申告することが、節税効果を最大化する鍵となります。




タイミング

確定申告には決まった期間がありますが、住宅ローン控除の「還付申告」には特有のルールがあります。

申告期間:2月16日〜3月16日(2026年度)

一般的な確定申告の期間は2月中旬から1ヶ月間です。2026年の場合、3月15日が日曜日のため、翌日の**3月16日(月)**が期限となります。

還付申告なら1月から可能

納税が発生する事業主とは異なり、会社員の還付申告は1月1日から提出が可能です。2月中旬以降は税務署が非常に混雑し、e-Taxのサーバーも負荷がかかるため、書類が揃い次第、早めに提出を済ませるのがプロの段取りです。還付金の振り込みも、早期申告の方が早くなるメリットがあります。




必要なもの

住宅ローン控除の申告は、他の控除に比べて提出書類が多いのが特徴です。以下の書類を漏れなく揃えましょう。

  • 確定申告書: 国税庁ホームページの作成コーナーで作成可能。

  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書: 同じくWEB上で作成します。

  • 住宅ローンの年末残高証明書: 10月〜11月頃に金融機関から郵送されます。

  • 登記事項証明書(原本): 法務局で取得します(発行から3ヶ月以内)。

  • 不動産売買契約書(または工事請負契約書)の写し: 土地・建物の取得価格を確認するために必要です。

  • 源泉徴収票(原本): 勤務先から交付された最新のもの。

  • 住宅の性能を証明する書類: ZEHや長期優良住宅の場合、その認定通知書の写しなど。

  • マイナンバーカード: 本人確認およびe-Tax利用に必須です。



手順

初めての方でも迷わない、最短ルートの進め方です。

ステップ1:書類の「収集」と「分類」

まずは上記の必要書類をすべてデスクに並べます。特に「登記事項証明書」は法務局へ行く(またはオンライン請求する)手間がかかるため、真っ先に手配しましょう。

ステップ2:国税庁「確定申告書等作成コーナー」へのアクセス

手書きはミスのもとです。PCやスマホからアクセスし、画面の指示に従って数値を入力します。源泉徴収票やマイナンバーカードをスマホで読み取れば、住所氏名や年収などの入力が自動化され、大幅に時間を短縮できます。

ステップ3:e-Taxによる電子申請

作成したデータはそのままマイナンバーカードを使って送信(e-Tax)しましょう。これだけで、一部の添付書類(源泉徴収票など)の提出を省略でき、自宅から一歩も出ずに手続きが完了します。




注意点

プロとして、以下の「落とし穴」には十分注意してください。

1. 所得制限と床面積の確認 住宅ローン控除には、合計所得金額が「2,000万円以下」であることや、床面積が「50平米以上(特例で40平米以上)」であることなどの要件があります。自身の状況が合致しているか事前にチェックが必要です。

2. 2年目以降の手続き 確定申告が必要なのは「最初の1年目」だけです。2年目以降は、税務署から送られてくる書類を会社に提出することで、「年末調整」で完結させることができます。

3. 共有名義の場合の注意 夫婦でペアローンを組んでいる場合や、連帯債務となっている場合は、それぞれが個別に確定申告を行う必要があります。どちらか一方だけでは、パートナー側の控除が受けられないため注意しましょう。



まとめ

新築マイホームを手に入れた後の「最初の確定申告」は、家計にとって非常に大きなボーナスのようなものです。 「手続きが難しそう」と後回しにするのではなく、正しい知識を持って早めに動くこと。それが、賢いオーナーとしての第一歩です。

しっかり準備をして、住宅ローン控除という正当な権利を確実に手に入れましょう。戻ってきた還付金で、新しい家具を揃えたり、将来の繰り上げ返済のために貯蓄したりと、夢はさらに広がります。